瀬戸内 開 blog 〜面白き事もなき世を面白く〜

小説家 瀬戸内開のブログ。「新米オジン・クラーク救急医療現場を行く」 文芸社より刊行。2016年4月、紀伊国屋・三省堂書店にて発売。

世界平和の実現を阻害しているものは何か、それは国際連合である!

   国際連合は改革か解体しなければ世界に平和は訪れない!

 現国連は世界平和への実現・実行能力はない、不幸にして地球上に不慮の紛争が起きた場合、その「紛争終結・解決のための実現能力を全く保有していないのが【現在の国際連合】である」!

何故か?

それは現在の「国際連合」が第二次世界大戦後に戦勝主要国、即ち、 A、アメリカ合州国 B、旧:ソ連邦(現:ロシア政権)  C、イギリス D、旧:中華民国(現:中国共産党政権) E  フランスの各国が戦後の世界秩序を取り決めるべく組織した機関であり、各戦勝国はこの世界秩序維持のための『拒否権限』を【特権】として保有しており、地球上の国際紛争・民族紛争・宗教紛争等々の諸事件勃発に際して、上述 A・B・C・D・E いずれかの一国が【拒否権】を発動すれば、それら諸紛争は現「国際連合」の解決・統治能力が及ばない地域紛争として悲惨・無残な殺戮行為が野放しとなり、現に中近東シリア内戦・イラク・シリア・トルコ国境周辺での民族間・アイシル紛争などがその典型的な実例として現認される事態を見れば明白である。

 然し問題は我が国政府の「国際連合」依存一辺倒に重大な過誤がある。我が国では政府も野党各党も国際問題に関しては、何かと言えば「国連国際連合」と大合昌である!私から言えば「馬鹿共の大連合か!」と呆れ果ててしまいそうな現実である。

 今年我が国は「国際連合非常任理事国」となりやや有頂天気味な国情であるが、私から言わせれば「馬鹿もいい加減にしろ!」だ、何故なら「国際連合常任理事国の【拒否権】を容認したままで国際連合の執行部に加担すれば、今後益々世界平和を脅かす常任理事国5ヶ国の後押し国家の一員となるだけである。

 私は断固反対の意思表示を貫きたい。

 我が国は国連資金第二位、米国に次ぐ国家である。だが国連資金すらも未払いの常任理事国があると聞く、そんな国が現に【拒否権】を発動し、世界を混乱怒涛の渦に加担し続けているのが「現国際連合」である、許されざる悪の牙城としか言い得ない国際組織である。その国際組織を我が国政府ばかりか、その政府に敵対する野党第一党の民進党を始めとする全野党までもが「国連々々の合昌隊」である。

 世界平和への急務は「現国際連合の改革、なかんずく現【拒否権保有国に拒否権を返上させるか、拒否権の発動を事実上困難とさせる国連秩序の具体的改革提案】であろう。

国連秩序の具体的改革提案】が簡単に実現するとは考えられないが、【国連資金を例えば「国際司法裁判所」に供託して国連運営を困窮させるとか、国連は脱退しないがジェスチャーで脱退の花火を打ち上げる」とかを「非常任理事国などと連携」して「国連改革を迫る」等などその方法論は幾つか考えられる筈である。

 我が国が本当に世界平和を希求し、これに貢献したいのであるならば早急な【国連改革の具体的提案とその具現策」を追求すべきと考える。 開