瀬戸内 開 blog 〜面白き事もなき世を面白く〜

小説家 瀬戸内開のブログ。「新米オジン・クラーク救急医療現場を行く」 文芸社より刊行。2016年4月、紀伊国屋・三省堂書店にて発売。

18歳、ふみこのまち女子大学生:私も「小説」書いています!

 子育てボランティア【子どもの町をつくろう(昨年の夏休みは「ミニ・ミュウヘンの町造り」、一昨年は「お化けの町造り」)DIY】(代表さかたともえ)の場面で72歳の爺と18歳の女子大生が偶然出く合わせた。

 ボランティアには爺も生徒・学生・子ども達の隔たりは全くない、皆同列だ!

 「子どもの町を作ろう」と朝から午後遅くまでみな皆が子供たちと共にトンテンカン・トンテンカンと町作りに精を出している。

 この場で爺は子供たちにわりと人気を博している、代表が“何で爺が子供たちに好かれるのか訳わかんない”としょちゅう意味不明なボヤキを発するくらいだ。

 だが代表のボヤキは兎も角、爺にはその理由はちゃんと分かつている。

 それは3歳のその子にはその子の癖や技量を見てその子に合わせたやりかたを、5歳・6歳にはその子を見てのやり方を、子ども子どもに合わせてやり方を変えて、その子が喜びを感じる、その子が続けたくなる方向に合わせて共に歩みを合わせているからである。子ども達は皆一様ではない、得意も不得意もある、その子に合わせればみな皆出来るようになる、そしてその子たちは歓声と満面の笑みで爺とハイタッチだ。爺はそんな子ども達との付き合いを心掛けている。そしてその結果として其処にいる子ども達が懐いてきてくれている。そんなことで子ども達には目を配り、その場にいる一人一人を注意して見ているが、そこに応援で来てくれている高校生や大学生のボランティアさんとは殆ど会話や交流がない。

 そんな環境下で或る日の作業中、爺が「書き下ろし」を小説にするかも知れないとついつい口を滑らせたところ、それまで口を聞いたこともない女の子が「私も小説を書いています!どんな小説を書いているのですか?一度読ませてください・・・」と爺に声を掛け接近してきた。

 18歳、ふみこのまち女子大学生、遠山公子と名のる子であった。

 此のことが縁でこれを機にラインの行き来をするようになったが、この子の小説が「メルヘン」で且つなかなか奥深い、爺は男で体育会系育ちだったから「愛だの恋だの出産・赤ちゃん」などと言う女性の生きざまの部分は残念ながら全く理解の範疇外だったが、物語の流れはほぼ理解できた。男子には考えられないこと、思いもよらないことが随所にあったが、女子には宿命として子を宿す・出産するといった覚悟・思いが既に少女のうちから培われているといったことが解らず、彼女の小説を読み込んでいって初めて理解するに至った。このことは男女の違いなのか、育ち・生きざまの違いなのかは爺には不可解事項である。

 だがこの「メルヘン」物語ちょっと感激しましたね!お勧めです・・・

  彼女の書き物を紹介します。 題名は【ーふみこのみやこー】といいます。

          ≪      https://fumikonomiyako.amebaownd.com/  ≫

是非検索を宜しくお願い申します!! 18歳の子とはちょっと思えないかも? 

瀬戸内 開